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日本人の新卒学生と外国人留学生にみる就職活動の違いとは?

1,日本人の新卒学生と外国人留学生にみる就職活動の違いとは?
そもそも、日本人の就職活動と外国人留学生の就職活動は違うのでしょうか?
・・・なんとなく違いそうだなとは思うものの、具体的にはどう違うのでしょう?
日々外国人候補者とコンタクトを取り、就職のサポートをしている弊社担当者に日本人の新卒学生と外国人留学生にみられる就職活動の違いを聞いてみました。

「就職活動を動き出す時期が遅い学生の割合が多い」
これはどういうことでしょうか?こちらのグラフをご覧ください。

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出典:株式会社ディスコ キャリタスリサーチ
このグラフを見ても、外国人留学生は国内学生に比べて半年以上も就職活動を開始するのが遅いことが分かります。

また、「SPIなどの採用テストに対する危機感が強い」という点も挙げられるようです。 実際に面談をしていても「SPIが不安」という声や、実際にSPIを受けた学生からは「いつも採用テストで落ちる」などという声をよく聞くそうです。

学生も早期から対策本を買って勉強するなど対策を講じているようですが、大学のキャリアセンターからも外国人留学生の採用テスト対策に絞ったセミナーの実施依頼が複数件あることから、外国人留学生にとって採用テストの壁は高い事がうかがい知れます。

その他、「修士以上の学生は就活よりも研究を優先する傾向にある」という声もありました。
これはもともと就職ではなく研究目的で来日した学生が多いためですが、就職を視野に入れていても日本の就活スケジュールを把握しておらず、卒業間際や卒業後の研究が落ち着いた後に就職活動を始める学生が多いようです。

いかがでしたでしょうか?これだけでも、外国人留学生を採用しようと思うと対策はまた変わってくることが分かるかと思います。

2,留学生と日本人のキャリアに対する意識の差

では、留学生と日本人のキャリアに対する意識の差はどうでしょうか?

まず、就職を希望する業種を留学生と日本人とのギャップが大きい順にランキング化すると、1位「宿泊、飲食サービス業」(留学生=14.8%、日本人=4.6%と10.2ポイント差)、2位「教育、学習支援業」(留学生=17.5%、日本人=8.6%と8.9ポイント差)、3位「卸売、小売業」(留学生=17.5%、日本人=10.0%と7.5ポイント差)。
その中でも外国人留学生が最も希望する業種は、「情報通信業」で23.7%となっています。

これらの業種の企業様は、日本人に加え、外国人留学生を意識した採用活動を行うことで人材獲得がしやすくなる可能性があります。

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出典:「パーソル総合研究所×CAMP」

では、キャリアに対する意識の差はどうでしょう?
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出典:「パーソル総合研究所×CAMP」
日本人学生は「リストラがない会社で働きたい」(留学生=56.2%、日本人=71.1%と14.9ポイント差)、「定年まで同じ会社で働きたい」(留学生=33.3%、日本人=41.3%と8.0ポイント差)などが高く、「安定志向」が強くみられました。

一方、留学生と日本人とのギャップが最も大きかったのは 「将来、独立したい」で2.5倍もの差(留学生=58.9%、日本人=23.3%と35.6ポイント差)。次いで、「新しい事業を自分で起こす機会に恵まれたい」(留学生=60.4%、日本人30.5%と29.9ポイント差)、「責任者のある仕事を任されたい」(留学生=69.6%、日本人41.0%と28.6ポイント差)など、留学生は、「独立志向」「やりがい・成長志向」が強いことが明らかになっています。

このことからも、外国人は日本人に比べて圧倒的にキャリア志向が高く、大手上場企業などは勿論、若年層のうちから裁量が大きく責任も大きい傾向がある、ベンチャーやスタートアップで活躍することが期待できます。

3,入社後の意識・実態について

我々が面談する学生からの声や、大手人材会社の調査でも、入社した企業に対する満足度は日本人より留学生の方が高いことが明らかとなっています。

留学生の満足度は、内定承諾直後96.4%、入社直後91.9%、入社3年以内70.3%となりますが、日本人は73.5%、64.3%、46.8%と推移しています。
いずれの時点でも留学生の満足度は日本人を大きく上回り、比較的高くなっています。

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キャリア志向が高くやりがいを求める人材は早期離職が懸念されるかと思いますが、外国人留学生においては入社した企業への満足度も高い傾向がみられるため、皆さんが考えるより転職の可能性は低いと考えられるのではないでしょうか。
さいごに,新型コロナウイルスによる就職活動への影響は?

調査によると、「新型コロナウイルスの感染拡大によって、自身の就職活動に影響を受けたと思うか否か」に対して「とても影響がある」という回答が半数を超え(53.9%)、「やや影響がある」(37.9%)を合わせると 9 割を超える(計 91.8%)方が影響があると答える結果となりました。
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出典:株式会社ディスコ キャリタスリサーチ

新型コロナウイルスの猛威は周知の事実ですが、就職活動においては特に影響が顕著であることは我々も痛感しています。 しかし、コロナ禍だからこそオンラインでの採用活動も進み、より多く、より広い範囲の学生にアプローチすることが可能な時代にもなりました。 今後外国人採用をお考えの企業、人事担当者様は、上記を踏まえて採用活動に取り組んでみてはいかがでしょうか。

また、弊社では外国人材採用に特化したコンサルタントが企業一社一社のご相談に乗りながら外国人材採用の伴走をします。