ミャンマー出身・立命館大学理工学部 Zin Phyo Shweさん
日系大手電機メーカー システムエンジニア職 内定
今回は、ミャンマー出身、大手電機メーカー企業・システムエンジニア職の内定を獲得したZin Phyo Shweさんのインタビューをご紹介します。
Zin Phyo Shweさんは、グローバルな環境を目指す中で父の影響を受けて立命館大学へ留学し、日本に少し恩返ししたいと考え日本で就活をされました。
ESやWebテストの通過に苦しめられ、一度は絶望したというZin Phyo Shweさん。周りの人やツールをフル活用したという彼女の就活成功のコツは何だったのか。留学生ならではのお話をお聞きしました。
エントリーした企業数:12社
面接に進むことができた企業数:8社
憧れの3社から内定獲得!
①日本が好きな父に影響を受けて日本に
Connect Job :本日はインタビューを受けていただきありがとうございます。 まず初めに自己紹介をお願いします。
ミャンマー出身のZIN PHYO SHWEと申します。
立命館大学の理工学部に通っていて、現在は4回生(大学4年生)です。
Connect Job :就職活動をしていた時期と、当時の選考状況を教えてください
3年の夏からはじめて、企業とか志望業界を絞って、その企業のインターンとかを見て応募したり面接に参加したりしていました。3月に内定をいただいたので、3月で就活を終えました。
エントリーしたのは12社で、面接を受けたのは約8社です。
内定は3社からいただきました。
Connect Job :なぜ日本に留学することを決めたんですが?
私はもともと自国で働くことよりグローバルな環境が好きだったので、留学はしたいと思っていました。
日本が好きな父の勧めもあって、留学先を日本にしました。
生活していく中で、人も国も好きになってきました。
せっかく日本で学問を学んだということもあり、日本にもうちょっと恩返ししたいなとも思ったので、就職することを決めました。
また、日本の企業はグローバル展開もしているところも多いと思うので、自分の言語力などを活かしてダイバーシティの中でやり取りを行うような役割を果たしたいと思いました。
②サマーインターン応募は大学の先輩が多く所属している企業に
Connect Job :就職活動を初めたばかりの頃はどのように就活を進めていましたか?
就活初期は、私はもともとIT業界に行きたかったので、IT業界にどんな企業があるのかを検索しました。
マイナビなどのサイトで、大学の先輩たちが多く所属している企業のランキングが見れるので、そのランキングから20社絞って、インターンに応募しました。
そしてインターン参加を通して自分の適性を図ったりもしていました。
Connect Job :インターン選考はどのような形式でしたか?
理系のエンジニア職を見ていたので、あまり面接はありませんでした。
基本的には、ES(エントリーシート)と、企業によって自己PRなどのビデオ動画の提出がありました。
同期たちから聞いた話によると、動画面接があった企業もあったそうです。
インターン参加のために一対一の面接はあまりなかったです。
一方で、その後の本選考では、一次面接から三次まで面接がありました。
③ESが読めるプラットフォームを活用してES対策
Connect Job :ES対策はどのように進めていましたか?
まず、ESはOB(先輩)に見てもらい、いただいたアドバイスを意識しながら書き直しました。
抽象と具体度のバランスや、結果重視よりそこまでのプロセスをしっかり書くことなどを、修正していきました。
ESを書く時、日本語の壁は少なからず感じました。
ただ、日本語が得意でない留学生でも、頑張ったら良いものが書けると思います。
自分の場合は、他の人のESがみれるプラットフォームに登録して、それを参考にしながら自分だったらどうするかを考えるようにしていました。
Connect Job :WEBテスト対策はどのように進めていましたか?
WEBテストはインターンでも本選考でもありました。
何度も受験しましたが、最後まで難しいと感じていました。
インターンは応募人数も多いのでWEBテストで切られることが多いかと思いますが、
本選考は夏のインターンの時に比べて企業が求めるテストの点数は低くなった印象でした。
そこまで就職の難易度が高くない企業の本選考であれば、ESにもっと注力したほうがいいと思います。
WEBテストの内容では、「非言語」よりも「言語」のほうが難しかったので、テストを受ける一か月前から参考書を用いて問題を解く練習をしました。
④面接では想定外の質問を聞かれて戸惑ったことも
Connect Job :面接で聞かれた質問について詳しく教えてください。
本選考の場合は、一次面接から三次まで面接がありました。
ものすごく深掘りされた場合や想定外の質問をされた際に、戸惑ったりはしました。
例えば、「うちの会社に外国人は1人もいないけど、そういう環境で働くことに関しては大丈夫なの?」と聞かれた時は困りましたね。
それに対して、「自分は留学生として日本の大学に入学して、きちんと日本の方とコミュニケーションを取って生活できているのも、自分のコミュニケーション能力があるからだと思っています。たとえ外国人のひとがいなくても、日本の方と仲良くやっていけると思う」と答えました。
面接ではとにかく誰にも負けないくらいの自分の強みを作って、それを持って面接に挑んだら良いと思います。
⑤初志貫徹!自分の就活を振り返ってみて…
焦った経験としては、本選考に参加した際に、説明会やセミナーに参加し、OBOG訪問もしたのに、ESも通過できず絶望したことがありました。
この先大丈夫なの?と不安になった経験ですね。
ESの段階で落とされたときは、就活をやめたい気分でしたが、周りの人に助けられて他の企業にもエントリーしてみようという風に気持ちを切り替えました。
最後までやってみて、もし内定もらえたところに自分が納得できなかったら、院進(大学院に進学)しようと考えていました。
Connect Job :就職活動でやっておいてよかったことは何ですか?
企業の説明会だったりセミナーだったり、Connect Job経由のイベントに沢山参加しました。
セミナーを通して企業研究もできました。
しっかり自分の強みを見つけること、そして具体的に言えるガクチカを持つことが大事だなと思いました。
具体的に言えるようにするためにも、自己分析をすることですね。
Connect Job :逆にやっておけばよかったと後悔していることはありますか?
最初の時に、大手企業ばかりみていたのでインターンに実際に行けたのが4、5社しかありませんでした。
大手に絞っていなかったらもっと色々なインターンに参加できたのかなと思います。
⑥まとめ
Connect Job :最後にこれから就活を始める留学生にアドバイスをお願いします!
まずは、就活頑張ってくださいと伝えたいです。
色々大変なことがあった時は、1人で抱え込まずに周りの人に頼ったり、Connect Jobのような就活プラットフォームを活用したり、OBOGさんや先輩に相談するなどして乗り越えてください。
また、自分が希望している企業にもよるのですが、留学生歓迎の企業だったら有利だけど、仕事の内容によって留学生はちょっと…という企業の場合には不利になるので、なるべく自分を優先的にとってくれそうなところを選ぶのも選択肢だと思います。
編集部からの一言
「ZINさんは就活のため、周りにある様々なツールや人に頼っていたというところが印象的でした。こうやって自己分析をちゃんと済ませたからこそ、自分なりの計画を立てて、就活の不安を解消させることができたのではないかと思います。それを実行して、就活生の皆さんも前向きな気持ちになれたらいいなと思いました!」
「就活において、自分の強みをしっかり把握することの大切さを再実感しました。周囲の人の力を借りながら不安を解消し、自信を持って就活ができたらベストなのかもしれませんね。」
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