エンジニア採用~イベント活用編~

エンジニア採用をイベントで実現するために知っておくべきこと

エンジニア採用に苦戦する企業も多い中、イベントを上手に活用してエンジニア採用を実現する企業も増えています。
本記事では、エンジニアをイベントで採用する理由やエンジニア採用のためにイベントを開催するときに、必要な知識について解説します。

    目次
  1. エンジニアをイベントで採用する理由
  2. エンジニアが集まるイベントの種類
  3. まとめ

1.エンジニアをイベントで採用する理由

エンジニアの獲得競争が激化しています。そのため企業は、通常の採用チャネルを用いてエンジニア採用を実現しようとしても、思うような成果が得られません。

優秀なエンジニアを採用するためには、他社とは異なる戦略で採用を進める必要があります。その方法のひとつとして、「イベントの開催」があります。

エンジニアは、自己研鑽のためにさまざまなイベントに参加しています。イベントへの参加はエンジニアにとっても、メリットが多いのです。これを採用に利用しない手はありません。

ただし何も考えずにイベントを開催しても、採用に結びつかないばかりか、集客すらもままならないことは明白です。イベントを開催するには、正しい知識を身につけておく必要があります。

ここから、エンジニア採用のためのイベント開催について、知っておくべきことを解説します。採用担当者の方は、ぜひ参考にしてみてください。

2.エンジニアが集まるイベントの種類

エンジニアが集まるイベントの種類を6つ紹介します。それぞれのイベントの種類の特徴を把握しながら、もし自社でイベントを開催するなら、どの形式がいいか想像しながら読み進めてください。

①カンファレンス
カンファレンスは、基本的には登壇者のプレゼンテーションを聞くイベントです。著名人や経営者など、実績のある人が話をすることが多く、人気登壇者が出るカンファレンスはすぐに定員オーバーになります。

もしカンファレンスを自社で開催するなら、ただ登壇者にいい話をしてもらい参加者に満足してもらうだけではもったいないです。プレゼンテーションの後やプログラムの合間に、自社の紹介をする動画を流すなど、自社の認知度を高める方法を決めておくといいでしょう。

②ハンズオンセミナー
ハンズオンセミナーは、講師の講義の内容を手を動かして実践するセミナーです。講師は優秀なエンジニアを起用する場合が多く、難しい内容でも講師による直接指導を受けられるため、スキル習得にはもってこいのイベントです。

ハンズオンセミナーを自社で企画するなら、社員の中で優秀なエンジニアを講師に起用してイベントを開催するのが理想的です。参加するエンジニアは、こんな優秀なエンジニアの指導を受けられるならと、採用に対して意欲的になる可能性があります。

③ハッカソン
ハッカソンは、エンジニアが集まり一定時間内に与えられたトピックにおいて開発を行い成果物を競い合うソフトウェア開発イベントです。ここで開発したソフトウェアが土台となってサービスにつながるケースも多く、イノベーション創出の場としても注目されています。

ハッカソンを自社で開催するのはややハードルが高いため、他社と共同で開催してもいいかもしれません。ハッカソンには、優秀なエンジニアが集まることが多いため、連絡先などの情報をしっかりと収集してコンタクトをとるなど、イベント終了後のフォローも重要になります。

④もくもく会
もくもく会は、「もくもくと作業を行う」イベントです。参加者は当日に作業する内容を冒頭に発表します。その後は参加者同士で質問し合ったり、雑談をするなど、自由度の高いイベントであることが特徴です。イベントの最後には、当日に行った作業を発表します。

もくもく会は、自社で開催するなら最もハードルの低いイベントのひとつです。基本的には、作業ができる環境を提供すればいいだけですので、企画を考える必要もありません。参加者と雑談しながら関係を深めることができるので採用にもつなげやすいです。

⑤交流会
交流会は、エンジニア同士のネットワーキングを目的にしたイベントです。どこかのスペースを貸し切って、ケータリングを提供しながら、参加者と交流します。交流会にくるエンジニアの目的はさまざまで、ただ雑談がしたいエンジニアもいれば、仕事を探しているエンジニアもいます。

交流会を自社で開催するなら、ただ飲み食い喋る場を提供するだけにとどまらず、採用につながりそうなエンジニアに対して、個別に声かけをするなど、能動的にアクションする必要があります。開催にあたって、特別なノウハウが必要になることもないため、実施のハードルは低いイベントです。

⑥採用直結型会社説明会
採用直結型会社説明会とは、新卒採用のように説明会や選考会を行う方法です。

説明会を行うことで、自社について知らない候補者や選考に参加するか迷っている方に対して、自社で働く魅力や実際に従事する業務の魅力を直接伝えることができます。

またQ&Aや座談会の時間を設け、実際の参加者と話す機会を作ることで相互理解にも繋がるため、候補者が企業への興味をもちやすくなり、志望度をあげられることが特徴です。

そのため説明会の開催は、認知度を上げたい・母集団形成を行いたい、という企業様におすすめです。

ほかにもエンジニア採用における採用手法については、「エンジニア採用~採用手法~」にございますので、合わせてご確認ください。

エンジニア採用のためにイベントを開催する

エンジニア採用のためにイベントを開催するのはいいアイディアですが、イベントを開くだけでエンジニア採用に全く繋がらないケースはよくあります。

よくある失敗例としては、採用の「手段」であるはずのイベントの開催が「目的」になってしまう場合です。イベントを企画するのは、非常に楽しいため話を進めていくうちに、手段と目的が倒錯してしまうのです。

これを避けるためには、イベント開催の責任者がメンバーに対して絶えず、エンジニアを採用することが目的であると、言い続けることが必要です。企画をするときも、イベントとして「盛り上がる」ことと「採用に繋がる」ことを切り分けて考えなくてはなりません。

前章でエンジニアが参加するイベントの種類を紹介しました。イベントを主催するにあたり、どのイベントの種類を選択するかは、採用したいエンジニア像を明確にイメージしておくことが求められます。

例えば、ハッカソンは開催のハードルは高いですが、優秀なエンジニアが多く集まる傾向があります。一方、もくもく会は開催のハードルは低いですが、初心者エンジニアが集まりやすい傾向があります。

このように各イベントの種類の特徴を知り、自社が今採用したいエンジニアはどのような人材かを常に念頭に置いておくべきです。じゃないとイベントが求めるエンジニアの採用に繋がることは難しいでしょう。

イベントを開催する前に、できるだけ自分自身がエンジニアのイベントに参加してみましょう。百聞は一見にしかず。実際にイベントに参加することで見えてくる洞察が必ずあるはずです。

3.まとめ

エンジニア採用のためにイベントを開催するのはよい選択です。しかし本文で述べたような注意点や各イベントの特徴などの知識を持たずに、ただイベントを開催しても決してエンジニア採用に繋がることはないでしょう。

一番大切なことは、求めるエンジニア像を明確にすることです。それがクリアになっていれば、開催するべきイベントの種類や内容もおのずと決まります。ぜひ、本記事の内容を参考にしつつエンジニア採用をイベントで実現しましょう。

弊社では、イベントを通じたエンジニア採用のご支援を行っております。

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