外国人留学生の就活体験記 第12弾~韓国出身、大手メーカー内定「就活フィードバック・OBOG訪問が就活成功のカギ」~

日本就活体験記

韓国出身・同志社大学文学部 Kang Kijunさん

日系大手精密機器メーカー ビジネス総合職 内定


今回は、韓国出身、大手精密機器メーカー企業・ビジネス総合職の内定を獲得したKang Kujinさんのインタビューをご紹介します。

Kangさんは、日本人の母を持ち、日本文化に触れ合う機会が多かったそうです。日本語に触れ、日本に留学するうちに日本の社会を体験してみたいと思うようになりました。

ESの通過率は50%を超え、見事第一志望の企業の内定を獲得したKangさん。就活成功の秘訣は何だったのか。留学生ならではのお話をお聞きしました。


エントリーした企業数:11社

面接に進むことができた企業数:5社

第一志望から内定獲得!


 1.自分のもう一つのルーツである日本。もっと日本の社会を経験したいと思った。
 2.韓国とは違う「人柄を評価する」採用。まずは自分を表現することからスタート。
 3.日本人の大人の方にフィードバックをもらい、ESは半分以上通過
 4.面接練習は綿密に。兵役や課外活動のエピソードをピックアップ。
 5.早期から積極的に活動していてよかった。OBOG訪問が就活成功のカギ!
 6.留学生の就活仲間と話すことが、最大のモチベーション


自分のもう一つのルーツである日本。もっと日本の社会を経験したいと思った。


Connect Job: 日本での就職を決めた理由は何でしたか?

高校が日本語を専門に学べる外国語高校で、私は日本語を専攻していたので、これから更に日本語を勉強したいと思ったことが、日本留学を決めた理由の一つです。
日本に留学しようと思った二つ目の理由は、私の母が日本人なので、幼いころから母と日本語で話したり、日本の文化に接したりする機会が多かったからです。日本について更に知りたいと思い、日本に留学することになりました。
現在の大学は、通っていた高校と姉妹校だったので、その制度を活用して入学しました。

日本での就職を決めた後は、とにかく就活だけに集中していました。
日本に留学しているので、実際に日本の社会でも語学力など習ったことを活かしてみたい、そして日本の社会を経験してみたいという思いが自分の中で大きかったです。


②韓国とは違う「人柄を評価する」採用。まずは自分を表現することからスタート。


Connect Job: 就職活動はいつ頃から始めましたか?また、就活開始当初は何から始めましたか?


就活をした時期は3年生の11月から4月までです。
私の場合だと、とりあえず履歴書を出してみる、自分のことを表現してみる、ということから始めたと思います。

日本の企業が人柄を見て採用しているという点は、韓国から考えると想像が全然つかないことでした。
韓国ではその人のスペック、すぐに使える人を中心に見ているんですけど、日本の企業の場合はこの人を育てて、いずれかは役員・社長クラスまでに育て上げようみたいな考えをもって経営者たちが採用活動をされているので、そういう点では驚きました。


③日本人の大人の方にフィードバックをもらい、ESは半分以上通過


Connect Job: 就職活動で行った対策について詳しく教えてください。

[自己分析]
自己分析は就活を始めた3年生の11月から進めていて、自己分析に集中していた期間は2〜3か月ぐらいだったと思います。
始めた当初から、自分の好きなこと、嫌いなこと、やりたいことなどExcelにテーマを書いて、その下にたくさん書いていました。

幼少期のことなど過去を振り返ることもしましたね。
好きなことだけで60個ぐらいリストアップしたほか、長所と短所も書いていました。
加えて、親や一緒に就活をしていた友達に自分のことをどう思っているのかを聞いていました。

[業界研究]
業界を絞る前は、とりあえずどこでも受けてみようという風に思っていて、最終的には自分の語学力を活かせる企業とか、
今までのアルバイトとして働いていた会社みたいな小売り業とか、自分に何か関わりのある企業に少しずつ絞っていったと思います。

また、日本四季報の後ろの方を見ると、海外で働いている社員数がわかるページがあって、
そちらを見て、特に私は韓国人なので韓国と関わりのある企業を中心に見ていました。
今の内定先もそこで紹介されていたので、それが興味を持つきっかけになりました。

[志望動機とES]
メーカーの場合だと、自分の語学力を活かして魅力的な商品を海外に紹介していき、世の中の役に立ちたいですというような感じで志望動機を話していました。
ESを書くときは、必ずキャリアセンターやエージェントなど日本人の大人の方に見てもらいました。
ESの通過率が半分以上と高かったのも、それが要因かと思います。


④面接練習は綿密に。兵役や課外活動のエピソードをピックアップ。


[面接対策]
面接は全部合わせて10回ぐらい受けました。
普段から面接の前には必ずキャリアセンターなどにフィードバックを貰いに行っていました。
また、カメラを付けたままで録画しながら話す練習をしていました。
最近はオンライン面接が多いので、目線や表情、明るさに気をつけながらオンライン面接に臨んでいました。

あとは就活支援サイトなどに企業面接の過去問があるので、それを参考にしていましたね。
掲載されている質問に対して、全て答えられるまで準備をして、面接に臨んでいたと思います。
そこの過去問はほとんど、実際の面接にも出ていたような気がします。

[面接で話したエピソード]
面接では学生時代に頑張った、外国語教室プログラム、例えば日本人に韓国語を教えたり、韓国人に日本語を教えたり、
日本人の学生と韓国人の学生が交流できるプログラムの運営に携わっていたエピソードを紹介していました。
あとは学業の話とか、そのような話を中心に話していました。

学業の話については、最初は成績がよくなくて、兵役が終わってまた復学した時にはまた挑戦して良い成績を取ったエピソードから、失敗してもやり直せるということを学んだということをアピールしました。


⑤早期から積極的に活動していてよかった。OBOG訪問が就活成功のカギ!


私の場合だと、就活が上手くいった要因は積極性だったと思います。
特に第一希望の企業の場合ですと、OBOG訪問をするようにしていて、面接のときに面接官に「うちの社員にOBOG訪問していましたよね」と聞かれたので、あの積極的に動いてよかったなと思いました。


⑥留学生の就活仲間と話すことが、最大のモチベーション


Connect Job :就職活動中、モチベーションはどのように保っていましたか?

ありがたいことに、一緒に就活している留学生の仲間がいたので、その友達と話していました。
会社をどう思っているか、これからどうするかなどを話しながら気持ちを切り替えていました。

Connect Job :就活でやっておいてよかったことは何ですか?

さっき話した通り、OBOG訪問はやってよかったと思います。
キャリアセンターを通して卒業生の連絡先を聞いて、メールで連絡して、オンラインで会っていました。
自分の気になったこと、実際会社はどうか、雰囲気はどうかなどを聞いていました。社会人と気軽に話せたことはありがたかったです。

Connect Job :逆にやっておけばよかったと後悔していることはありますか?

夏のインターンシップに参加しなかったことです。
先輩方は夏のインターンは絶対に行けと言っていたんですけど、なかなか夏休みにモチベーションが上がらなかったんです。
もっと早い段階から積極的に参加すればよかったのではないかと思います。


Connect Job: 最後にこれから就活を始める留学生にアドバイスをお願いします!

できるだけ、早くから始めてください。

困ったことがあれば、一人でくよくよせずに、キャリアセンターやナビサイトなどに相談し、ESや面接対策などのフィードバックを貰いながら就活をしていけば必ず皆さんも成功すると思います。


編集部からの一言
「海外で働いている社員数を見て企業を選ぶというKangさんのやり方は、留学生の就活にとても役に立ちそうで知ってよかったと思います!」
「就活のやり方に正解はありませんが、Kangさんのように積極的に動くこと、準備を徹底的に行うことの二つは、就活生が心に留めておくべきポイントかもしれませんね。」






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