日本就活体験記第13弾 ~関西勤務・理系メーカー内定「インターンを活用して業界を絞り込み、外国人が活躍できる企業へ絞っていきました」~

留学生の就活体験インタビュー第13弾!
今回は、中国出身のさんのインタビューです。トさんは就活中にインターン活動で志望業界を決め、最終的に第一志望から内定を獲得。その秘訣に迫ります。


エントリーした企業数:15社

面接に進むことができた企業数:8社

第一志望から内定獲得!



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① 学部卒での就活。母国よりも「若い人材を育てる」文化のある日本の企業を選択しました。


Connect Job: 日本での就職を決めた理由は何でしたか?


大学院に進学するまでは、今のように日本で働きたいという気持ちはまだそこまで強くなかったです。

一つ日本での就職を決めた大きな要素としては、母国(中国)の就職活動の環境が日本に比べて厳しかったからです。

日本は比較的働きやすい国だし、大学・大学院で得た知識や日本語力を活かし、日本の企業で働くことを体験してみたいという気持ちもありました。


日本と中国の就活環境で一番大きな違いは、学部生(Bachelor Degree)が就活する際に、日本の方が圧倒的に有利だという点です。

日本では、研修制度が充実していて、若い人材を育て上げるみたいな風潮がまだあるのかなと思うのですが、中国では大学院生が主に就職活動をしています。

中国国内ではほとんどの人が大学院に進学するので、残りの学部卒の人は仕事が見つからない、そもそも募集の対象にならないということもあるんです。

日本では就活のスタートが大学生、中国ではスタートが大学院生と思っていただければ良いと思います。

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② 自己分析を徹底的に繰り返しながら進めた就職活動


Connect Job: 就職活動はいつ頃から始めましたか?また、就活開始当初は何から始めましたか?


就活を始めたのは2022年の8月からで、自己分析の意味も兼ねてインターンシップの応募からスタートしました。

自己分析は、まずは先輩にやり方を教えてもらった上で、自分が大学でやったことを一回書き出してみて、そこから自分自身を深堀ってみるという流れで進めました。

例えば強みとか一番注力したことは何なのかということを整理していきましたね。

自己分析がある程度終わったら、ESを書き上げてインターンシップの応募に使い、もし書類選考で落ちてしまったら、もう一度自己分析をしてみるということを繰り返していました。

大体11月くらいまでに自己分析を終えて、本選考でも使いまわせるレベルのESを書けるようになったかなと思います。



他には、Connect Jobなど留学生向けの就活エージェントにもお手伝いしていただきました。学校のキャリアセンターでも先生と相談しながら自己分析していきましたね。


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③インターンシップで、メーカーの雰囲気が自分に合うと感じた。就活軸がより明確に

Connect Job:どのようにして自分にどの業界があっているかを見つけましたか? 

夏季インターンシップ選考の時期に見ていた業界はメーカー、商社、コンサルの3つで、6社ほどに応募してみて、結果的にそれぞれの業界につき一社ずつ参加することができました。

各々やっぱり雰囲気は違いますが、最終的にメーカーが一番自分に合うかなと感じてそこでメーカーにしました。

まず三つの業界で、一番選考が早かったのがコンサル業界ですが、そもそもちゃんと準備していなかったことが原因で自分に合わないという判断に繋がったのかなと思います。

商社業界に関しては、雰囲気は良かったのですが、ただ自分はやっぱりワークライフバランスを重視していたので、一生懸命働いて、時には残業ありきの商社マンの働き方にはマッチしていないなと思いました。

最終的にメーカーが良いなと思ったのですが、理由としては自分が参加したインターンシップ先の社員の方々が非常に魅力的だったからです。

穏やかな人が多くて、ホワイトな雰囲気でそこまでがっつり働く!という印象は見受けられなかったので、社会人になっても「ライフ」を大切に、穏やかに働きたい自分にとってはピッタリでした。


Connect Job:就活の軸として、大切にしていることはなんでしたか?

自分が外国人としてこの会社で活躍できるのかというところを見極めるようにしていました。

そのために、海外市場、いわゆる海外での需要が高いかどうかがやっぱり大切でしたし、その企業で働いている外国籍の社員の数や、ダイバーシティへの取り組みを見ていました。

また、やっぱり関西のメーカーさんが良いなと思っていたので、それも企業を選ぶうえでの+αの要素だったのかなと思います。

関西で働きたい理由としては、知り合いや友達は関西の方が多いのでいきなり東京に行くと知り合いがいない不安であったり、生活コストの高さが問題だと感じていて。

将来も引き続き関西で穏やかに暮らしたいと考えたのが一番大きいかなと思います。



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④ES、WEBテスト、面接対策。段階ごとに取り組んだ準備


Connect Job: 就職活動で行った対策について詳しく教えてください。

[試行錯誤のES対策]
ESについては自己分析と並行しながら、まず自分なりにまとめて提出してみるようにしていました。

最初はどうしても落ちてしまうことも多かったのですが、気にせずに、いくつか選考に通ったESを、また次のESを書くときのモデルにして、そこから引き続き内容や書き方を改善するようにしていました。


[留学生なりのWEBテスト対策]
WEBテストに関しては前もって練習するしかないのかなと思っていたので、実際に昨年の春学期にざっと3カ月くらい参考書に取り組んでいました。

主に玉手箱とSPIの練習をして、それ以外はあまり対策はしていません。

ただ実際問題、WEBテストは、特に留学生はどれだけやってもあまり効果が出ないこともあるので、そういった場合にはずっとWEBテストにこだわるのではなく、面接練習を優先した方がいいと思います。


[ConnectJobを活かした面接対策]

面接対策は、Connect Jobさんや大学のキャリアセンターなどで色々アドバイスを求めたことがやっぱり一番役に立つかなと思います。

面接練習は合わせておそらく10回以上したかなと思います。特に、2・3月の選考ピークシーズンには基本的に週に1回は絶対キャリアセンターに行くようにしていました。


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⑤就活を成功に導いたのは「忍耐力」と「早めの準備」

Connect Job:無事就活を終えられたトさんですが、就活を成功に導いた要因は何だと思いますか?

まずはやっぱり忍耐力かなと思います。

失敗したとしても何とか踏ん張るようにしていました。

あとは、準備が早かったからかなと思います。

3年生の夏から始めることで4年生の春ごろには絶対ある程度の経験値が溜まっていると思うので、その経験を活かして本選考を進めることで必ず納得いく企業から内定をいただくことができると思います。

もしスタートが遅かったら、あまり経験がない状態でスタートすることになりますし、スタートがそもそも遅い時点でもっと失敗してしまうと思うので。

忍耐力と早くから準備すること、この二つが合わさってはじめて就活は成功するのかなと思います。


Connect Job :逆に、やっておけばよかったと後悔していることはありますか?

就活を始めたばかりの時に受けた企業はどうしても慣れていないことばかりなので、例えば面接官に想定外の質問をされた時に自分がちゃんと答えられない時がありました。

その点に関しては基本的な質問に対する回答や逆質問の準備だけではなくて、もうちょっとやっぱり想定外の質問であったりとか、あとは自分の表情の管理とか、そういう部分についても早い段階から面接対策で注意した方が良いのかなと思います。


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Connect Job:最後に、これから就活を始める留学生にアドバイスをお願いします!


まずはやっぱり早めに始めましょう、ということを伝えたいですね。

インターンにもたくさん参加した方が良いと思うので、夏のインターン選考の時期から頑張って、経験をどんどん積んでいくのが一番大切です。

インターン選考や本選考に参加している中、心が折れそうになることも多いと思いますが、人それぞれの乗り越え方がありますし、能力云々ではなくその企業のニーズ、どういう人材を求めているのかによって落ちてしまうことも多いので、落ちてもあまり気にしないようにしてください

自分のことを否定せずにどんどん応募していれば、いずれは必ず満足する内定先に出会うことができます。



編集部からの一言

「就活を始めたての時は何から手を付ければいいのかわからなくなることもあると思いますが、Toさんのようにまずは始めてみることが大切ですね。」





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