外国人留学生の就活体験記 第8弾「よりグローバルな環境でより多くの人々と働ける環境を求めて」

    韓国出身・同志社大学商学部 さん

    日系大手電機メーカー 事務系総合職 内定

    今回は、韓国出身、大手電機メーカー企業、事務系総合職の内定を獲得した李さんのインタビューをご紹介します。

    李さんは、マーケティングを学ぶことを目的に同志社大学へ留学し、グローバルな仕事に携わりたいと考え日本で就活をされました。

    よりグローバルな環境である日本での就職を志した李さん。日本独特の就活スタイルをどう乗り越えるか、韓国出身であるバックグラウンドをどう活かしたのか。留学生ならではのお話をお聞きしました。



     1.学問と趣味の両面から進学先を選択

     2.日本でグローバルな仕事をしたい

     3.韓国人という強み×やりたい仕事

     4.新卒一斉採用の難しさ

     5.日本就職には入念な準備が必要


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    ①学問と趣味の両面から進学先を選択

    Connect Job:李さん、この度は「日本就活体験記」のインタビューにご対応いただきありがとうございます。就職活動の話に入る前に、まずは同志社への進学理由について教えてください。

    マーケティングを学びたく、同志社大学にはマーケティングの独特なゼミがあったため、そこに決めました。また、来日する前から日本のお酒に興味があり、京都でウィスキーの工場見学に行けると思ったのも1つの理由です。


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    ②日本でグローバルな仕事をしたい

    Connect Job:日本で就職しようと思った理由は何ですか?

    日本と韓国に限らず、多くの人々と関われるような国際的な仕事に携わりたかったためです。韓国よりも日本の方が企業数が多く、規模が小さくても海外で活躍している企業が多いと感じました。

    Connect Job:韓国での就職も考えていましたか?

    来日する時から日本での就職を考えていました。そのため100%以上の力を出す必要があると思っていました。

    Connect Job:就職活動はいつから始めましたか?

    企業研究や自分の希望を考え始めたのが3年生の4月です。実際に行動したのが、6月の夏インターンシップからです(LINE)。そして、本選考を始めたのが2月でした。6月から2月の間はエントリーシートなどの準備を進めていました。

    Connect Job:何社にエントリーしましたか?そのうち面接に進んだ企業と、内定した企業数も教えてください。

    エントリーだけだと25社です。約15社ほど面接に進み、電気メーカー・ビール会社・ゲーム会社の4社から内定をいただきました。
    そして最終的に大手電機メーカーへの就職を決めました。

    Connect Job:留学当初に関心があったビール会社は選ばなかったんですね。就職先の決め手は何でしたか?

    そうですね、最終的には事業の範囲が狭くなってしまうのでビール会社には決めませんでした。電気メーカーは、事業の幅が広く、同期生や社員さんとの相性が良いと感じたため、一緒に働きたいと思いました。


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    ③韓国人という強み×やりたい仕事


    Connect Job:就職活動はどのように始められましたか?

    自己分析で自分の強みより、何がしたいのかに重点をおいて考えていきました。その上で、やはり私は、多くの人々と関わる仕事(営業)、主にBtoBで働きたいと思いました。

    Connect Job:その後に企業理解を進めた感じですかね?

    そうですね、BtoBの中で、韓国人という特徴を活かせるような半導体や機械などを幅広く見ていきました。自分が興味を持った企業へのインターンシップに参加したり、情報を集めていました。その中でもメーカー系の優先順位が高かったです。
    実際に調べて、自分が行ってみてどうなのかを確認した上で、入社を決めました。

    Connect Job: 就活の軸はどういう風に置いていたのですか?

    自分と会社と業界が一緒に成長できる環境。というのが私の軸でした。自分が組織に入って、私だけでなく組織も成長して、社会に影響を与えるかどうかを見ていました。


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    ④新卒一斉採用の難しさ


    Connect Job: 日本の就活で大変だったことは何ですか?

    皆が一斉に動くため、メンタル的に焦りを感じました。

    Connect Job: 面接が難しいのが日本での就活の特徴だと思いますが、苦労はしませんでしたか?

    私は話すことが好きなので、むしろ面接が多くて良かったと感じました。逆に、面接にたどり着くまでのウェブテストが一番苦労しました。

    Connect Job: 韓国と日本の就活の違いは何ですか?

    韓国も昔は日本と同じような新卒一斉採用がありましたが、今では随時採用が一般的です。卒業時に希望する企業が採用を行っていない場合もあります。また、韓国では自分の専攻に直接関わりのある職業のみに就くことができます。最終的には社外と社内のテストの合計点を見て最終面接に進むことが出来ます。そのため、日本の方が学生のポテンシャルを重視していると感じます。

    ⑤日本就職には入念な準備が必要


    Connect Job:就活の準備でやっておけば良かったなと思うことは何ですか?

    やはりウェブテストの準備だと思います。もう一度就活をするのであれば、最初からウェブテストの準備をしたいです。

    Connect Job:逆に就活の準備でやっておいて良かったなと思うことは何ですか?

    日本人の友達と面接の準備をして良かったです。質問に対して、理想的な回答や、外国人として誤解を招かない言い回しなどの練習をしました。

    Connect Job: Connect Jobのサービスで使ったものはありますか?

    企業の説明会はほとんど参加し、当日でも添削や相談に乗っていただきました。

    Connect Job: 就職活動を進める中で、参考になった情報はありますか?

    外国人を積極的に採用している企業の情報や留学生に求める情報です。
    また、就活を漫才形式で説明してくれる動画を常に観ていました。個人的には動画から情報を得たかったです。
    一方で、企業が具体的にどのような人を求めていて、外国人を積極的に採用しているか。といった情報を持っていればよりスムーズだったと思います。

    最後に、これから日本就職を目指す留学生のみなさんに、メッセージをお願いします!


    新卒の場合はポテンシャルを重視する企業が多いため、学生のうちに色んな経験をしておくべきだと思います。もちろん、就活化け物にならない様に、1年生の時から就活を意識する必要はありません。とにかく色んな挑戦をするべきだと思います。そうすれば、3年生で1,2年生を振り返ってみると、それらの経験の動機や理由を探し出せると思います。




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