外国人留学生の就活体験記 第20弾 中国出身・コンサル/金融業界内定「Connect Jobをフル活用。言語での壁を乗り越え志望企業に内定」

日本就活体験記

中国出身 東京大学大学院 社会経済学専攻 Muhanさん


今回は、中国出身、コンサル・保険業界で2社の内定を獲得したMuhanさんのインタビューをご紹介します。Muhanさんはアメリカの大学に留学した後、日本の大学院に留学しました。コンサル業界を中心に応募し、最初は日本人と同じ選考フローで挑戦したMuhanさん。就活の厳しさ、成功の両方を経験したMuhanさんに留学生ならではのお話をお聞きしました。



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①大学院で東京大学の院に進学。留学を経て、日本就職を決意


Connect Job:まず、簡単に自己紹介をお願いします。

中国の上海出身で高校まで上海で学び、その後アメリカの南カリフォルニア大学で経済・数学を専攻しました。

2022年10月に日本に来て、現在は東京大学の経済学研究科で労働経済学を学んでいます。日本の労働組合と賃金に関する研究を行っております。

アメリカでの学部時代はアニメクラブに所属していました。

就活ではコンサルティングファーム、保険業界の企業から内定を頂きました。


Connect Job:なぜ日本に留学しようと思ったのですか?


中学校時代から日本のアニメを見て、日本での生活に興味を持ち、高校時代には日本文化を研究する部活を立ち上げました。

日本の大学に入学することを考えたのですが、両親と話し合ってアメリカの大学に入学しました。しかし、大学在学中にアメリカでの生活に違和感をおぼえ、日本への憧れが残っていたため、大学院は日本の大学を選びました。


Connect Job:日本語の勉強方法を教えてください!

日本語の勉強は中学生の時に始めました。インターネットでの教材を通じて、3年間勉強し、2018年にJLPTのN2、2019年にはN1を取得しました。また、日本語の本やドラマ、アニメを通して学習しました。

訛りが出ないように日本人が話している教材に触れて勉強しましたが、会話の練習があまりできず、スピーキング能力を上げることに苦労しました。


Connect Job:日本就職を決めた理由は何ですか?

留学する中で日本での生活を続けたいと考え、日本での就職を決めました。

また、自分のバックグラウンドだと中国、アメリカ、日本の3つの国が選択肢になりますが、アメリカでの就職は難しく、中国の経済状況も現在不安定なため、日本で働きながら状況を見極めることが一番いいかなと思いました。

今後は日本で長く住みたいという願望があるものの、ゆくゆくは帰国するのも選択肢の一つとして考えています。


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②キャリアの専門性を考え、コンサル・金融業界を中心に就活を始める


Connect Job:いつから日本での就活を始めましたか?


大学院の1年目の春ごろに就活を開始しました。

大学院で学んだことを活かしたいと思い、コンサルティング・金融業界に興味を持ちました。

また、最初の仕事がコンサルティングか金融なら仕事で様々な業界にかかわる仕事ができ、今後のキャリアで専門性を高めやすいと思いました。また、コミュニケーション能力にあまり自信がなかったので仕事をしていく中で磨きたいと思っていました。

全部で20社程応募したのですが、コンサル業界を中心に受けていました。


Connect Job:情報収集はどのようにしていましたか?


外国人留学生の場合、友人や先輩に相談することが難しいので、主に企業のホームページや外国人留学生向けの就活塾、Connect Jobで情報収集しました。


Connect Job:就活はどのように開始したのですか?

元々アメリカの大学でConnect Jobを知っていたので、Connect Job経由で面接を受けていきました。

自分で申し込んだ企業では日本人と競争することになったのですが、やはり日本語力に差を感じ、特にグループディスカッションでは高い評価をいただくことができませんでした。


Connect Job:慣れない日本語での面接は、大変ですよね。

内定をいただいた企業は個人面接のみの選考だったのですが、個人面接の方が言いたいことを言いやすく、自分にあってるなと思いました。入社する企業からは大学2年の12月ごろに内定を頂きました。

自分は大学院には秋に入学したのですが、その次の年の春に入社することが多い中で、内定を頂いた企業は卒業してすぐの秋入社を認めてくださったので卒業してすぐに内定を頂いた企業で業務にあたります。


Connect Job:中国と日本の就活の違いや大変だったことはありますか?

私の友人によると中国の就活では、ES(エントリーシート)の提出や複数回の面接を通じて内定を獲得する流れが一般的だそうです。しかし、日本と異なり、大学の学歴や過去のインターン経験のみが書類審査の対象になります。また面接は少し圧迫面接気味だそうです。

いくつかの会社ではAIを活用した面接ツールが導入されており、実際の対面面接とは異なる形で選考が進行することもあるようです。


Connect Job:実際にConnect Jobを使ってみた感想を教えてください!

Connect Jobのおかげで、自分ではアクセスが難しかった企業の情報を知ることができました。

企業とのやり取りをConnect Jobにお願いしたのですが、日本語のニュアンスや固い文章にまだ自信がなかったので任せることで安心感がありました。

また、Connect Jobは留学生の就活に特化しており、日本での就活が日本人に比べて難しいと感じる留学生にとって、言語の壁や日本の就活方法に関するコネクションが不足していることを解消する手助けをしてくれました。

日本人と同じ待遇ではなく、留学生としての特別なサポートが必要だと感じ、特別なルートを提供するサービスは非常に価値があると思いました。


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③就活を経て、日本企業の文化のイメージが変わった


Connect Job:就活の軸はなんでしたか?

幅広い業界経験を積みたいと考え、特に興味のある業界を見つけたいと思っていました。

また、日本での安定した生活基盤を確立し、高度人材としての永住資格を取りたいと考えているので、大手企業で働くことも目指していました。

内定を頂いた企業は大企業の子会社であり、安定性には安心感があります。

専門性や問題解決力、コミュニケーション力を磨くなど、スキルアップができる会社かどうかも就活軸の一つでした。


Connect Job:母国中国への就職と比較したときに、日本企業特有の魅力はありますか?

安定して働きたいと考えていたので、日本の就労環境が自分の好みに合っていると感じました。

会社が社員を育てる考え方に特に共感しました。また、会社側が社員を解雇することはほとんどないと聞いたこともあります。

社員が会社に貢献し、成長することで、お互いに利益を享受できる関係が理想的だと感じました。


Connect Job:就活前後で日本企業に対する印象に変化はありましたか?


自分が応募した企業の特徴というところもありますが、思ったよりも年功序列ではない環境だなと感じました。時代の変化もあり、実力主義が重視される傾向があります。

若いうちでも高い収入を得られる環境や、若い社員が意見を言いやすい雰囲気が多くの企業で見られ、その点はとてもいいなと思いました。


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④留学生の日本就活は大きな挑戦。わからないこそ、サポートをフル活用して進めるのがおすすめ


Connect Job:最後に、これから就活を始める留学生にアドバイスをお願いします!


外国人が日本で就職するのは、やはり大きな挑戦だと思います。

簡単な事でも何かわからないことがあれば、隠さずに大学のキャリアセンターや、Connect Jobのようなエージェントの方に聞いてみてください。

難しいからこそ、使えるものは全部使って就活することをお勧めします!




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