外国人留学生の就活体験記 第21弾 台湾出身・ファッション業界内定「多様性を軸にした就職活動。異文化の強みを活かす戦略」

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日本就活体験記

台湾出身 フアンさん
立命館アジア太平洋大学 文化社会メディア専攻 卒業
文化服装学院 ファッション工芸専門課程シューズデザイン科 卒業
スポーツメーカー 内定


今回は、台湾出身で、ファッション業界での内定を勝ち取ったフアンさんのインタビューをご紹介します。フアンさんは立命館アジア太平洋大学を卒業後、文化服装学院でシューズデザインを学びました。留学生としてのユニークな視点と多様性を活かして内定を獲得したフアンさんに留学生ならではのお話をお聞きしました。


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立命館アジア太平洋大学に留学 人柄や個性を重視する日本で働きたいと感じる


Connect Job: 最初に、自己紹介をお願いします。

はい。私はフアンと申します。台湾の台南出身です。現在、文化服装学院でシューズデザインを学んでいます。

立命館アジア太平洋大学を卒業しました。学部時代は文化社会メディアを専攻していました。趣味は日本のドラマを観ることや旅行です。よろしくお願いいたします。


Connect Job: なぜ日本への留学・就職を決めたのですか?

小学生の頃から日本のドラマや歴史に興味がありました。

高校に入ると、日本に留学し、日本で生活してみたいと思うようになりました。高校時代に台湾で日本留学フェアに参加した際、日本の大学の中には国際的な学生を受け入れるためのプログラムやサポート体制が整っているところも多いことを知り、自分にも留学が可能だと思いました。

特に立命館アジア太平洋大学(APU)は、そのグローバルな環境と、私が学びたい分野での充実したカリキュラムが魅力的で、強い興味を持ちました。

日本に留学してからは、人柄や個性を重視する日本の会社で働きたいと思い、日本での就職を決めました。


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②夢の実現のため、文化服装学院に進学 ファッション業界での就職活動を開始


Connect Job:フアンさんは、立命館アジア太平洋大学を卒業後、さらに進学されたんですよね。

はい、ファッション業界において特にシューズデザインの分野で国際的に活躍するデザイナーになる、という夢があるので、より専門性を高めるために進学を選択しました。



Connect Job: 就職活動は具体的にどのように進めましたか?

就職活動は、まず自分の興味とキャリア目標を明確にすることから始めました。文化服装学院で学んでいたことと、私の趣味や将来の夢を組み合わせて、ファッション業界に焦点を当てることにしました。

その後、InstagramなどのSNS、就職フェア、学校のキャリアサポートセンターやConnect Jobを通じて情報を収集し、自分に合った職種や企業を見つけていきました。



Connect Job: 就活対策で力を入れたことはありますか?

ESでの自己PRと志望動機の作成に多く時間を割いていましたね。

自己PRでは、留学生としてのユニークな経験や文化的な背景を前面に出し、どのようにそれが企業に貢献できるかを具体的に話すようにしていました。

志望動機では、企業を選んだ理由やそこで実現したい目標を明確にしました。また、その企業の文化やビジョンにどう自分がフィットするかを考え、それを伝えることを意識しました。



Connect Job: 特に注意した点はありますか?

はい、特に力を入れたのは、応募する各企業の研究です。

企業のウェブサイトはもちろん、業界の動向、企業が直面している課題や最近のプロジェクトに至るまで、できるだけ多くの情報を収集しました。また、ESを送る前に、友人や先生、Connect Jobなどに添削を依頼し、フィードバックをもらって修正しました。



Connect Job: ESのチェックをしてもらうことで、精度を高めていったのですね。

外部の人に見てもらうことで、自分では気づかなかった誤字脱字のチェックはもちろん、表現のわかりやすさや説得力を高めることができました。

また、自分の経験や能力を客観的に評価してもらうことで、より自信を持って面接に臨むことができるようになりました。

他人の視点からのフィードバックは、自己理解を深め、自分のアピールポイントを明確にするのにとても役立ったと思います。



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③インターンを通じて業界で求められるスキルや姿勢を深く理解


Connect Job: 就職活動でやったことで特に良かったと感じることは何ですか?

一番良かったのは、実際に業界を体験できるインターンシップに参加したことです。
シューズデザインの会社でインターンシップを行い、実際の業務を経験しました。

これにより、自分が本当にやりたいこと、そして業界で求められるスキルや姿勢について深く理解することができました。また、インターンシップを通じて得たフィードバックは、自分自身の成長につながる貴重なものでした。



Connect Job: インターンシップを通じて得たフィードバックについてもう少し詳しく教えてください。どのようなアドバイスや指摘がありましたか?

インターンシップ中、デザイン案を提案する業務があり、そこで社員の方にフィードバックをいただきました。


1点目は、デザインの実用性に関するフィードバックです。
実際の製品として生産する際に障壁となる可能性のある点を指摘いただき、より実用的なデザインを心がけるようになりました。

2点目は、コミュニケーションスキルについてのフィードバックです。
チーム内での意見交換やプレゼンテーションの際に、もっと明確かつ効果的に自分のアイデアを伝える方法について指導を受けました。
これにより、自分の意見をしっかりと言語化し、他人に伝えるスキルが向上したと感じます。

3点目は、時間管理に関するアドバイスです。
プロジェクトの締切に対して、より効率的に作業を進める方法を学びました。これは、将来のどんな職場でも役立つ重要なスキルだと思います。


Connect Job: そのフィードバックをどのように自分自身の成長に繋げましたか?

受けたフィードバックをもとに、自分の弱点を改善するための行動計画を立てました。

例えば、デザインの実用性を高めるために、実際の製造プロセスを学ぶための資料を読んだり、先輩デザイナーにアドバイスを求めたりしました。

また、プレゼンテーションスキルの向上のためには、自分の発表を録画してみて、改善点を分析するなどの練習を重ねました。

時間管理に関しては、タスク管理ツールを使い始めたり、優先順位を明確にしたりすることで、より効果的に日々の作業を進められるようになりました。


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④企業選びでは企業のカルチャー、成長の機会、チームワークを重視


Connect Job: 応募する企業を選ぶときに意識したことを教えてください!

企業を選ぶ際、私は主に3つの大切な軸を大切にしていました。

1つ目は「企業文化と価値観の合致」です。
企業のビジョンや価値観が自分自身のそれと一致するかどうかを重視しました。例えば、クリエイティビティを重視する文化や、従業員の多様性を尊重する姿勢などです。これらは、私が日々仕事をする上でモチベーションを保つため大切だと考えて、重要視していました。

2つ目は「成長と学習の機会」です。
特に、シューズデザインの分野での技術的なスキルだけでなく、ビジネスの理解を深められる環境があるかどうかをチェックしました。将来的に自分のブランドを立ち上げたいと考えているので、デザインだけでなく、マーケティングや経営に関する知識を学べる場が欲しいと考えていました。

3つ目は「チームワークとコミュニケーション」です。
仕事をする上で、チームの一員としてお互いに助け合い、学び合える環境があるかどうかは非常に重要です。特に、異文化間でのコミュニケーションが円滑に行われるか、多様性を受け入れる姿勢があるかも見ていました。


Connect Job: それらの軸はどのように確認したのですか?

主に、企業のウェブサイトや社員との面談・面接を通じて質問するようにしていました。

そして可能な限りその企業の製品やサービスを実際に使ってみました。

また、インタビューの際には、企業の文化やチームワークに関する質問を準備して、それを通じて企業の実際の雰囲気を感じ取ろうとしました。


Connect Job: 事前にかなりの情報収集をされたのですね。OBOG訪問などもされましたか?

はい。LinkedInなどのSNSを活用して、応募する企業で働く人々とコンタクトを取りました。

選考前の情報収集と、面接での内容を踏まえて、自分自身がその企業で働き、成長できるかどうかを判断するようにしていました。


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⑤ビジネスの経験を積み、ファッション業界で活躍したい


Connect Job: 将来に向けてのキャリアプランを教えてください。

将来的には、ファッション業界において特にシューズデザインの分野で国際的に活躍するデザイナーになることが目標です。日本での経験を生かし、台湾や他の国々との架け橋となるような仕事をしていきたいと考えています。

また、文化やアートに関する深い知識を持ち合わせ、独自の視点をシューズデザインに反映させたいです。今後は、デザインのスキルだけではなく、ビジネスの経験を積んで、自分のブランドを立ち上げることもも目指しています。


Connect Job: 最後に、これから就職活動を行う留学生へメッセージがあればお願いします。

就職活動は自分自身を知る良い機会です。自分の強み、弱み、興味を深く掘り下げて、本当にやりたいことを見つけてください。

また、失敗を恐れずにチャレンジすることが大切です。面接で失敗しても、それが次に活かせる経験になります。

そして、文化の違いを武器に変えてください。異文化間のギャップを理解し、それを乗り越えることができれば、どの国でも活躍できる人材になれます。自分のルーツと留学経験を価値あるものとして、自信を持って就職活動に挑んでください。



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