外国人留学生の就活体験記 第22弾 韓国出身・飲食業界内定「慣れない日本語での苦労を乗り越え、親身な企業との出会いで掴んだ内定」

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日本就活体験記

韓国出身・関西大学 国際経済コース Joさん
飲食業界 内定


今回は、韓国出身、飲食業界の内定を獲得したJoさんのインタビューをご紹介します。 Joさんは、関西大学在学中、慣れない日本語での就活で1年以上内定が出ずに苦労しましたが、 最終的に真摯に向き合ってくれる企業に出会い、内定を獲得しました。彼がどのようにして日本での就職活動を乗り越え、 内定を勝ち取ったのかをインタビューしました。


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日本での留学、就職を決めた理由


Connect Job:それでは最初に、簡単な自己紹介をお願いします。

私は、韓国から留学し関西大学に在学中で、国際経済コースを専攻しています。就活では、飲食業界の企業から内定を頂きました。


Connect Job:なぜ日本へ留学しようと思ったのですか?

高校2年生の時、国で運営する青少年会館が主催していた、湯布院交流会というホームステイプログラムに参加したことがきっかけです。

元々アニメが好きで日本に興味を持っていたのですが、日本の家族と実際に暮らせるチャンスは中々ないですし、旅行で行くのとは違う経験ができると思い、このプログラムに参加しました。

交流会では、まず日本の湯布院にいる学生の家にホームステイをしたのですが、当時は日本語が全然できませんでした。そこで、彼らが韓国に来るまでには日本語を話せるようになりたいと思い、日本語の勉強を始めたのですが、やってみたら楽しくて、日本の大学に留学したいと思うようになりました。


Connect Job:日本語の勉強を始めてからどれくらい経ちますか?また、勉強する中で大変だったことはありますか?

日本語を勉強し始めてから、6年くらいです。日本の大学の入学試験が全部日本語だったので、留学前に猛勉強しました。

会話は楽しいので苦ではなかったのですが、実務試験を受けるための漢字を覚えるのが一番大変でしたね。日本の大学に入学後は、友人と会話するくらいで「勉強」という勉強はしていません。


Connect Job:日本就職を決めた理由も教えていただけますか?

日本での生活が楽しく、文化や人々に魅力を感じたことが大きな理由です。また、日本の企業で働くことで、自分のキャリアをより発展させられると感じたからです。


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②就職活動の流れ


Connect Job:就職活動は、いつからどのように進めましたか?

就職活動を始めたのは2022年の6月頃からです。

自己PRやエントリーシートを書くのは初めてでしたし、日本語で書くのはさらに難しかったので、学校のキャリアセンターで何度も見てもらいながら進めました。

最初は夏のインターンシップに応募したのですが、ほとんど全部落ちてしまいました。夏のインターンシップは非常に競争が激しくて、難しかったですね。


Connect Job:慣れない日本での就職活動はきっと大変だっと思います。

そうですね。2023年の夏選考でも20〜25社くらい受けてたのですが、そこも全部落ちてしまい少しやる気を失っていました。

選考を受けた企業に全て落ちてしまい、どうしようかなと思っていたところ、留学生の友達から Connect Jobを教えてもらい、Connect Jobを通して応募した企業から内定をもらうことができました。


Connect Job:内定をもらえたのはいつ頃でしたか?

2024年の1月です。

1年半くらい就職活動を続けていましたが、最終的に自分に合う企業が見つかってよかったです。


Connect Job:留学生としての就活は、苦労することも多かったと思いますが、皆さん苦労することの1つに情報収集があると思います。Joさんはどのように情報収集していたのでしょうか?

最初は、留学生の友達から勧められ、リクナビ、マイナビなどで日本人学生向けの募集を見ていました。

しかし、企業数が多いのと、日本企業を知らないので知名度などで絞り込むこともできず、分からないことばかりでした。日本語で書かれた募集要項を理解することも難しかったです。

また、大学のキャリアセンターのエントリーシートの添削を利用したこともあるのですが、対応する人が毎回変わってやりにくいと感じていました。


Connect Job: 自分ひとりで進めるのには不安もありますよね。Connect Jobを活用頂けて良かったです。

特に就活で難しかったことはなんですか?

日本人の学生に比べ、留学生は日本のことがよくわからないので、企業の探し方や評価基準もわからないことが難しかったです。

また、面接中の敬語や、グループ面接で周りの日本人学生と自分を比較してしまったこともありますね。


Connect Job: 長い就活期間のなかでモチベーションを保つのも難しいですよね。

面接練習やES添削はConnect Jobでも対応しているので、ぜひ皆さんに利用いただけたらと思います。


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③企業選びのポイント


Connect Job:企業を選ぶ際に重視したポイントは何ですか?

私が企業を選ぶ際、大きく2つの軸を意識していました。

1つ目は、やりがいを感じられることです。私は、人を手伝うことが好きで、ボランティア活動の経験もあります。誰かに喜んでもらえることで自分も嬉しくなりますし、逆に自分が働いていて楽しくないと相手を助けることもできないと思っています。そういったやりがいを感じられる仕事をしたいと思っていました。

2つ目は、成長できる環境です。これから何十年も働く中で、自分自身が成長できる環境は非常に重要だと思います。


Connect Job:就職先の企業は特にどのような点が魅力的でしたか?

まず、飲食業界を選んだ理由は、誰かに喜んでもらえるやりがいのある仕事ができると思ったからです。飲食店に行って、店員さんの優しい接客やサービスを受けると自分も嬉しいと感じるので、自分が働いても同じようなことができるのではないかと思いました。

就職先企業の一番良かったところは、面接で本当に自分のことを知ろうとしてくれたところです。ガクチカのようなよくある質問や、履歴書を読めばわかるようなことではなく、よりパーソナルな部分を深堀してくれました。

これだけ自分のことを分かって選んでくれたのなら、受かった後も活躍できるのではないかなと思えました。


Connect Job:なるほど。企業側もしっかり面接準備をして臨んでくれたのが決め手だったのですね。

はい、それもありますし、会社の方が本当に優しくて雰囲気が良いと感じたのも大きかったですね。

実は自分宛に手紙まで書いてくれて、「海外で働くことで心配も多いと思いますが、何かあったら連絡ください」と韓国にいる家族のことも気遣ってくれました。ここまで自分のことを考えてくれる企業がいるのか、と感動して入社を決めました。


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④韓国と日本の就活の違い


Connect Job:韓国と日本で就活の違いはありましたか?

韓国では、大学卒業後すぐに働く人は本当に少なく、20代後半くらいに就職する人が多いです。韓国の企業はスキルや資格を既に持っている人を採用するので、学生は、まず自分が入りたい分野を決めて、その分野で求められる資格の勉強やスキルを卒業後〜入社前までに身に着けてから就職します。

勉強している間は、アルバイトをして生活費を稼いだり、実家で暮らして入社したら一人暮らしをする人もいます。

逆に日本は、新卒採用の制度があるので、大学卒業後、時間を無駄にせずにすぐに働けるのがいいと思います。


Connect Job:Joさんのように、新卒採用の良い点に注目されて、日本就職を選択される方は多くいらっしゃるように感じます。就活前後で日本企業へのイメージは変わりましたか?

韓国は勤務態度がそこまで厳しくないのですが、日本はみんな真面目に働くイメージは前からありました。ですが、就活を経て、面接時の身だしなみや敬語など、細かい礼儀が大事だとより一層感じましたね。


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⑤今後のキャリアプラン


Connect Job:今後のキャリアプランについて教えてください。

まずは店舗での経験を積み、その後、本社で企画担当をしたいと考えています。

今は、この会社で長く働いて、日本でのキャリアを続けていきたいと思っています。


Connect Job:最後に、これから日本で就職活動を行う留学生へのメッセージをお願いします!

私も就活を開始した頃はバタバタして焦っていましたが、周りも同じなので心配しないでください。また、私みたいに何10社と落ちるとやる気もなくなると思いますが、自分に合う企業に出会えるタイミングがきっと来ると思います。

周りの友達やキャリアセンター、Connect Jobのようなエージェントなど、さまざまなサポートを積極的に活用してみてください。



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