外国人留学生の就活体験記 第14弾 大手医療機器メーカー内定「自己分析、企業分析の徹底で日本の就活をやり切った」

日本就活体験記

中国出身・同志社大学大学院 英語MBA 陳さん

大手医療機器メーカー ビジネス総合職 内定


今回は、中国出身、大手医療機器メーカー・ビジネス総合職の内定を獲得した陳さんのインタビューをご紹介します。

陳さんは、グローバルな日本企業なら母国での就職よりさらに自分の可能性を広げ、成長することができると感じ、日本就活を決めました。

自己分析を重ね、自分に本当に合った企業を見つけ、内定を獲得した陳さん。面接で会話がかみ合わなかったり、企業研究に思っている以上に時間がかかってしまったり、様々な面での苦労を経験しつつも就活を成功させた陳さんに留学生ならではのお話をお聞きしました。"

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①日本の企業で働くことを経験してみたい


Connect Job: 日本での就職を決めた理由は何でしたか?

日本の職場環境が中国に比べてよりグローバルであると考え、また日本企業の安定性に魅力を感じました。

また、過去に2度日本を訪れた際に、日本文化にとても興味を持ち、住みやすい国であると感じました。


一方、中国企業は専門性や即戦力を優先する傾向があります。

私は自分自身の可能性をより探求し、成長を続けたいという思いがありました。そのため、私にとって日本の就活や企業は適していると感じました。

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②就職活動で得た貴重な教訓

Connect Job: 就職活動はいつ頃から始めましたか?また、就活開始当初は何から始めましたか?

就活を始めた当初、自己分析が大切だということを理解していませんでした。そのため、最初はESを書くことから始めていました。

しかし、ESが通ったからといって自己分析を怠ることはできないと気づき、自己分析に力を入れるようになりました。

特に、ストーリー立ててロジカルに書くことが難しかったため、Connect Jobを利用して自己分析を行った結果、私が最も得意とする分野は、状況把握力と分析力だということがわかりました。


また、WEBテストやSPIテストについても対策が必要だと感じました。特に、日系企業では高確率でWEBテストがあり、留学生を積極的に採用している企業ではSPIテストも重要な項目であることが多いため、対策が必要です。

ただし、SPIテストで成績が悪かったとしても、性格診断や他の部分で評価される可能性もあることを意識していました。


最後に、面接でのキャッチボールが難しかったと思います。

自分が聞かれたことに対して上手く答えられているのか不安になることもありましたし、振り返ると自分の答えがずれていたことも多かったです。

そのため、Connect Jobの面談練習を繰り返すことで、質問の意図を正しく理解し、スムーズにキャッチボールできるようになったと感じます。

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③内定獲得の極意ー企業選びのポイントー

Connect Job:どのようにして自分にどの業界があっているかを見つけましたか? 

就活を成功させるためには、企業選びが重要だと実感しました。


自分の場合、効率化やコミュニケーション能力を活かせる職種に興味を持ち、就活を進めていました。

具体的には、メーカーの生産管理や品質保証などがその例です。

業界は特定せず、広く検討していましたが、特にメーカー業界に興味を持ち、将来的にはサプライチェーンマネジメントに携わることを目指していました。


周囲が大手企業に熱心に応募している中、初めから同じ方向に進もうとしていた自分は、焦りや不安に苛まれることもありました。

そこで私は、最初の段階では第一志望以外の企業にも挑戦し、面接の練習を積んでいきました。


結果、中小企業から内々定をいただき、自信を持って次のステップに進むことができました。中小企業もグローバル展開する企業が多く、留学生にとっても魅力的な選択肢のひとつだと感じました。

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④成功者が語る、就活で必要な2つの行動

Connect Job:就活を成功に導いた要因は何だと思いますか?

やっておいてよかったこととしては、周りの人と積極的に相談していたことですね。

色々な情報など自分一人ではできないところをまかなえたかなと思います。

また、Connect Jobさん主催の同志社大学向け説明会などに参加したのも情報収集という面で役に立ちました。


Connect Job :逆に、やっておけばよかったと後悔していることはありますか?

後悔しているのは、自己分析と企業分析を早い段階にはじめて、もっと時間をかけたらよかったなと思っているところです。

自己分析を深め、自分が本当にやりたいことや向いている職種を見つけ出すことが大切だと感じました。また、企業分析にも時間をかけて、志望する企業が求める人物像やビジネスモデルなどを深く理解する必要があると思います。


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⑤逆境を乗り越えるために私が実践した方法


Connect Job:就活をしていて、大変だった時期はありましたか?どのように乗り越えましたか?

色々な面で大変な時期を経験しました。特に、企業研究は時間と労力を要するもので、メーカーやIT企業、物流会社などの説明会に参加して業務内容を調べたり、YouTubeなどの情報源も活用しました。


しかし、時には落ち込んでしまうこともありました。そんな時は、周りの友人やキャリアセンターの職員の方々に励ましてもらい、前向きになるよう努めました。


そして、面接に臨む際には、フラットな気持ちで臨み、あまり期待しすぎないことが大切だと感じました

全力を尽くしても、結果は必ずしも自分の思い通りになるとは限りませんが、自分ができる限りの努力をしたことを自信に変えて、前向きな気持ちで次のチャレンジに向かいました。


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⑥就活は自分自身の探求プロセス。自分に合った企業を選ぼう

Connect Job: 就職活動全体を振り返ってみて、それぞれのステップにおいて大切だと感じることがあれば、シェアしていただけますか?

就活は自分自身の探究プロセスでもあります。

自己分析をしっかりと行い、自分の強みや興味のある職種や業界を明確にすることが大切です。

企業研究は必要不可欠です。説明会やインターンシップに積極的に参加し、実際に企業の雰囲気や業務内容を知ることが大切です。


面接対策は万全に行い、自己PRや志望動機、長所・短所などについてしっかりと準備しておくことが必要です。

内定が出た場合には、条件だけでなく、企業文化や将来のキャリアパスなどをよく考慮して決定しましょう。

応募する企業の数が多ければ良いわけではありません。自分に合った企業を選ぶことが重要です。


最後に、就活は自分一人で進めるものではありません。周りの人やキャリアセンターのアドバイザーなどに相談しながら進めることが大切です。


Connect Job: 最後にこれから就活を始める留学生にアドバイスをお願いします!

自分の将来についてしっかり考えることが大切です。新卒採用では、自分と企業とのミスマッチが起こりやすいため、自分に合わない企業に入ってしまうと仕事が辛くなる可能性があります。そのため、積極的に企業のインターンシップに参加し、実際の仕事内容や企業文化などを確認することが重要です。

また、自分がやりたいことを明確にしておくことも大切です。これによって、自分に合った企業を見つけることができ、より充実した就職活動ができるでしょう。


編集部からの一言

「自分を深く分析し、様々な経験を積むことが就活の出発点だと感じました。その後は、企業研究や面接対策をしっかり行い、内定を得た場合には条件面だけでなく企業文化やキャリアパスなどを考慮し、自分に合った選択をすることが大切だと思います。そして、周りの人やキャリアセンターのアドバイザーに相談しながら、焦らず進めることが大切ですね。」




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